入れ歯治療
入れ⻭治療について
当院では「入れ歯が外れやすいので調整してほしい」「金属アレルギーの心配がない入れ歯を入れたい」などあらゆる入れ歯のご要望に対応しています。患者さま一人ひとりの状況にあわせて、審美面や機能面を重視したオーダーメイドの入れ歯作製を行うことも可能です。
当院で扱っている入れ⻭
-
保険の入れ⻭
歯肉に触れる床部分が、レジン(歯科用プラスチック)で作られている入れ歯です。保険診療で製作できるため、治療費が安価で済みます。また、ほとんどの症例で使用でき、修理が必要になってもすぐに対応可能です。
一方、強度を保つために厚く作製する必要があるので、装着時の違和感を覚える方もいらっしゃいます。 -
金属床(コバルトクロム)
入れ歯の主要部分に金属を使ったタイプです。プラスチックよりも強固で薄く製作することが可能です。違和感が少なく、食べ物の熱も伝わりやすいので、より食事を美味しく楽しむことができます。
-
Meritメリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できる。
- 金属を土台に使うため、頑丈な義⻭を作製でき、しっかり噛める。
- 金属から熱が伝わり、患者さまが味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになる。
-
Demeritデメリット
- 金属アレルギーをお持ちの患者さまは使用できない可能性がある。
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合がある。
- 保険適用外のため、自由診療になる。
料金(税込) 220,000円〜250,000円 治療期間 2〜3ヶ月 治療回数 3回〜5回 -
-
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、留め具となる金属のバネ(クラスプ)を使用しない入れ歯です。装着時に自然な見た目を演出してくれます。また、金属を一切使用していないため、金属アレルギーをお持ちの患者さまも安心です。
-
Meritメリット
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない。
- 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できる。
-
Demeritデメリット
- 強い衝撃を与えてしまうと破損する可能性がある。
- 一度壊れてしまうと、修理できない場合もある。
- 保険適用外のため、自由診療になる。
料金(税込) 220,000円〜250,000円 治療期間 2〜3ヶ月 治療回数 3回〜5回 -
入れ⻭はメインテナンスが大切です
入れ歯はしっかり清掃しないと、嫌なニオイがしてきますし、長持ちもしません。ただし入れ歯を清掃する場合、天然歯用の歯磨き剤は使用不可です。歯ブラシは一般的なもので構いませんが、入れ歯専用洗浄剤以外は使わないようにしてください。
また、作ったときにはフィットしていても、歯ぐきの状態は日々変化するので、時間と共に合わなくなっていきます。そのため定期的に歯科医院で調整することも重要です。
入れ⻭治療について
よくあるご質問
- Q
入れ⻭を付けると食べ物の味は変わりますか?
-
A
結論から言うと、入れ歯に慣れるまでは味が変わったように感じられます。食べ物の味を感じる機能は舌に多くあるので入れ歯と関係ないようですが、入れ歯の臭いや舌触りが影響するのです。また、入れ歯の中には、金属部品を使うことで食べ物の温度を感じやすいものがあります。自然な食感を重視したい方にはこの入れ歯がおすすめです。
- Q
保険の入れ⻭と自費の入れ⻭の違いはなんですか?
-
A
保険診療では、公的取り決めに従って入れ歯を作るので素材や作り方が制限されますが、費用的には安く入手できます。自費診療の場合は素材や作り方の制限がないので、外観の良さや使いやすさがアップしますが、公的補助がないので費用負担は大きくなります。
- Q
寝るときは外すべきですか?
-
A
基本的には外して寝ることをおすすめしていますが、メインテナンスがしっかりできていれば、装着したまま寝ることが悪いというわけではありません。また、歯ぎしりが強い方に対しては、歯へのダメージを軽減する目的で装着して就寝するよう提案することもあります。