0766-56-7227

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むし歯治療

むし⻭について

むし歯はお口の中に生息する原因菌によって発症します。原因菌は飲食物の糖分をとって酸を出し、歯を溶かしていきます。人間の口の中では、むし歯の進行を防ぐ「再石灰化」という作用が働きます。しかし、糖分が多い食事を続けたり、飲食時間が長かったり、セルフケアが不足したりすると、再石灰化が追い付かず、むし歯が進行するのです。
むし歯は初期症状がないまま進行しますが、歯を構成する組織がダメージを受け続けると、沁みる感覚や、痛みなどの自覚症状が現れます。さらに進行すると神経で炎症が起こって激しく痛みますし、最悪の場合抜歯にいたります。
歯科医院が苦手な方も多いと思いますが、悪化するほど痛みを伴いますし歯を失うリスクも上がります。そのため当院は、定期検診で予防や早期発見することをおすすめしています。

むし⻭の原因

Cause.1むし⻭菌
むし歯の原因菌はネバネバの物質を出しながら集合して歯垢を作り、歯に張りつきます。そして酸性の物質を出して、歯を少しずつ溶かしていくのです。
Cause.2⻭質
むし歯のなりやすさは一人ひとりの歯質や唾液量によって変わります。歯質を強化するうえでは、歯科医院での継続的なクリーニングとフッ素塗布が効果的です。
Cause.3糖質
細菌の餌となる砂糖(ショ糖)はむし歯のリスクを高めます。また間食の習慣があり、だらだら食事を続ける方も要注意です。食事後に酸性の状態が続き、歯が溶けやすい口腔環境になります。
Cause.4時間
食事の時間が長い人、ダラダラ食べ続けるクセがある人はむし歯リスクが上がります。また、間食が多いこともむし歯にかかりやすい環境を作ります。そのため、食べたら磨くこと、飲食のリズムを決めることが重要です。

むし⻭の進行段階

  • 【C0】
    初期のむし⻭

    症状

    ⻭の一番表面にあるエナメル質が白く濁った状態です。溝の部分が茶色っぽくなることもありますが、見た目にはほとんど変化がありません。

  • 【C1】
    エナメル質のむし⻭

    症状

    酸がエナメル質を溶かし穴が空いています。細菌が内部に進入しているので、ブラッシングやフッ素塗布では根本的な治療に結びつきません。痛みや違和感などの自覚症状もほとんどありません。

  • 【C2】
    象牙質のむし⻭

    症状

    エナメル質のさらに奥にある象牙質まで細菌が進行した状態です。象牙質はエナメル質に比べると柔らかいため、一気にむし⻭は拡大します。⻭髄(神経)の近くにまで進行していると、冷たい水や甘いお菓子、温かい食事がしみるようになります。

  • 【C3】
    神経まで侵されたむし⻭

    症状

    象牙質の中にある⻭髄も細菌感染しています。⻭髄には血管や神経が含まれているため、炎症によって激しい痛みが起こったり、知覚過敏が生じたりします。⻭髄炎と呼ばれる症状です。

  • 【C4】
    ⻭の根まで達したむし⻭

    症状

    ⻭髄炎を放置すると、どこかの段階で痛みは消失します。これは細菌によって⻭の神経が失われたためです。しかし、治ったわけではないので、放置していると根の先に炎症が起こります。最悪のケースでは顎の骨にまで細菌が感染するケースもあります。

当院のむし⻭治療

  • コンポジットレジン

    コンポジットレジンは、セラミックとレジンというプラスチックを混合した素材です。「CR」と略することもあります。
    ペースト状でチューブに入っているので、歯を削った部分に直接盛り付けて形を整え、専用の光を照射して硬化させるだけで治療できるケースもあり、非常に手軽です。

  • 詰め物・被せ物による治療

    詰め物・被せ物は専門的には補綴物(ほてつぶつ)とも呼びます。むし歯で歯を削ったときや、ケガで歯を損傷したときなどに使用します。保険ではプラスチックや銀歯を使うことが多いですが、当院はセラミックなどを使った美しい補綴物も多数扱っています。希望される方はお気軽にご相談ください。

    審美補綴
  • 根管治療

    むし歯が神経近くまで進行すると歯を守るために根管治療を行うのが基本です。これは細菌に感染した神経や血管を少しずつ取り除き、炎症を抑えることを目的としています。結果的に抜歯をする必要がなく、入れ歯、ブリッジ、インプラントをせずに天然歯の残せる可能性が高まるのです。

健康な⻭を⻑く保つためには、
予防が大切です

むし歯や歯周病は自然に治ることはなく、悪化に向かって一方通行の疾患です。また、どちらも初期には自覚症状がなく、気付かないうちに進行します。そのため自覚症状が出てから治療するより、事前に予防するほうが効率的でお得です。検診にお越しいただければ、さまざまな予防方法をアドバイスいたします。

予防⻭科

むし⻭治療について
よくあるご質問

Q

むし⻭は自然に治りますか?

A

むし歯は自然に治ることはありません。ごく初期の状態なら削らずにフッ素塗布などで治せますが、この場合もフッ素を塗布するので、「自然に治る」とは異なります。その点を踏まえて、できるだけ早くご来院ください。

Q

⻭が痛いのですが、むし⻭はないと言われました。

A

歯の痛みはむし歯以外でも起こることがあります。例えば、噛む力が強いことで歯がダメージを受けている場合や、むし歯菌以外の細菌で炎症を起こしている場合などです。いずれにしても、放置すると苦痛を伴いますし、早いほど治療もしやすいですから、ぜひ当院にご相談ください。

Q

乳⻭のむし⻭は、放置しても問題ないですか?

A

乳歯でもむし歯を放置することは好ましくありません。乳歯をむし歯で失うと、永久歯の歯並びが乱れがちですし、むし歯ができやすい環境が形成されれば、やがて永久歯もむし歯になります。また、なにより放置すればお子さまが痛みで苦しむ可能性があります。当院としても痛みのある治療をお子さまにしたくないので、ぜひ早めに治療にお越しください。